電動ガンのバッテリーのコネクターは種類が多いため、特に初心者は何を選んでよいのかわからないかもしれません。
初心者や最初の電動ガンであれば、タミヤコネクターのミニサイズがおすすめです。汎用性があるためバッテリーの選択肢が多く、ほかの電動ガンとの互換性も高いです。
より高性能や取り回しの良さを望むなら、ほかのコネクターへの交換も検討しましょう。自分で交換すると故障や漏電など思わぬトラブルにつながる可能性があるため、デメリットも確認しておくと安心です。
本記事では、電動ガンに使われる代表的なコネクターの種類や選び方、メリット・デメリットを解説します。
電動ガンのコネクターの変更は、PINPOINT SHOOTERSでも受け付けています。お好みのコネクターに変更できますので、気軽にご相談ください。
>>エアガンの宅配カスタムショップ PINPOINT SHOOTERS について詳しく見る
電動ガンのバッテリーコネクターの種類
電動ガンに使われるコネクターの種類は、大きく分けて3つです。
- タミヤコネクター
- T型コネクター
- MR30
それぞれ詳しく紹介します。
タミヤコネクター
タミヤコネクターは大サイズとミニサイズがあり、かつては大サイズがニッカドバッテリーに使われていました。
現在はミニタイプが主流で、電動ガンの標準装備として採用されることが多いです。扱いやすい一方、規格が古く通電効率も低めなため、レスポンス向上を求めるユーザーは、ほかのコネクターに交換するのも方法です。
T型コネクター
「ディーンズコネクター」とも呼ばれるT型コネクターは、大電流に強く通電効率が高いことが特徴です。
トリガーレスポンスやセミオート射撃を改善したいユーザーに人気があります。小型で収納性も良いですが、交換にははんだ付けのなどの技術が必要なため、不安な方は専門店に依頼すると安心です。
MR30
MR30は東京マルイの「MS・Li-Poバッテリー」に採用されている新しいコネクターです。
小型ながら安定した通電性能と耐久性を持ち、注目を集めています。まだ普及度は高くありませんが、今後は標準化が進む可能性があり、対応したバッテリーも増えています。
その他コネクター
ほかにもより小型なBECコネクター、11.4Vのバッテリーにも対応するXT30といったコネクターが使われることもあります。
電動ガンのバッテリーコネクターの選び方
バッテリーのコネクターの選び方は大きく分けて2通りです。
バッテリー本体の形状に合わせて選ぶ
当たり前ですが、電動ガンとバッテリーコネクターが一致していなければ接続できません。使いたいバッテリーが決まっているのであれば、それに合わせてコネクターを選ぶのも方法です。
配線の取り回しに合わせて選ぶ
内部スペースが狭い電動ガンでは、配線がきれいに収まるかどうかがポイントになります。特殊な形状の海外製の電動ガンは、収納スペースに無理なく収まるコネクターを選ぶことで、断線や破損のリスクを減らせます。
たとえばT型やMR30のように小型のコネクターなら取り回しがしやすく、メンテナンス性も向上します。
電動ガンのバッテリーコネクターを変えるメリットデメリット
バッテリーコネクターを変えるメリットやデメリットを見ていきましょう。
電動ガンのバッテリーコネクターを変えるメリット
バッテリーコネクターを変えると下記のようなメリットがあります。
- 抵抗(電圧降下)が減る → 出力向上
- 大電流対応/発熱低減
- 配線の取り回しが良くなる
- 信頼性が高くなる
それぞれ詳しく見ていきましょう。
抵抗(電圧降下)が減る → 出力向上
電動ガンはトリガーを引いた瞬間に、モーターへ電気が送られて初めて作動します。その際、コネクター部分に抵抗があると、モーターへ届く電圧が下がってしまいます。
これがレスポンスの悪さや発射スピードの低下につながる原因です。高品質で断面積の大きいコネクターに交換すると、この電圧降下が抑えられ、トリガーを引いた瞬間の反応が格段に良くなります。特にセミオート主体の使い方をするなら大きなメリットといえるでしょう。
大電流対応/発熱低減
XT60やT型(ディーンズ)、MT60といったコネクターは、小さなサイズながら大電流を安全に流す設計になっています。これにより、連射や高出力のカスタムを行った電動ガンでも、配線や接点での発熱が大幅に減ります。
発熱が少ないということはパーツの劣化や接触不良を防ぐことにつながり、結果的に電動ガンを長く使えるという安心感も得られます。夏場の連戦や高負荷プレイが多い人ほど、このメリットを体感しやすいでしょう。
配線の取り回しが良くなる
純正で採用されることが多いミニタミヤコネクターは、どうしてもサイズが大きめで配線が収まりにくいことがあります。これをT型やXT60に変更すると、コネクター自体が小型化され、バッテリースペースがスッキリとします。
その結果、配線の取り回しが良くなり、ストックインバッテリーやコンパクトな電動ガンでもスムーズに収納可能になります。スペース効率が上がることで、交換やメンテナンスもしやすくなるのもポイントです。
信頼性が高くなる
しっかりしたハンダ結線や熱収縮チューブでの処理を行ったコネクターは、接触が安定して長く使えます。接触不良やスパークのリスクが大幅に減るため、耐久性も高くなるでしょう。
特に安価な変換アダプターを使っていると、プレイ中に抜けたり発熱したりするケースがあり、故障や事故につながることもあります。高品質なコネクターに交換することで信頼性が高まり、長期的に見てもコスト削減になります。
電動ガンのバッテリーコネクターを変えるデメリット
バッテリーコネクターを変える際は、以下のようなデメリットも確認しておくと安心です。
- 作業ミスによるショート・火災・バッテリー破損のリスク
- 工具や専門知識・技術が必要
- 互換性の問題
- 保証・規約の問題
- 時間やお金がかかる
作業ミスによるショート・火災・バッテリー破損のリスク
コネクター交換で最も注意すべきは作業ミスです。特にリポバッテリーは非常にデリケートで、極性を逆につなぐ、ハンダがブリッジする、被覆が不十分で配線が露出するリスクが高いです。
こうしたミスはショートや発火など事故につながることもあります。安全面を考えると、DIYでの作業はリスクを伴うため、不安な方は専門店に依頼するのがおすすめです。
電動ガンのコネクターの変更は、PINPOINT SHOOTERSでも受け付けています。
>>エアガンの宅配カスタムショップ PINPOINT SHOOTERS について詳しく見る
工具や専門知識・技術が必要
コネクター交換は、正しい道具と知識を持っていなければうまくいきません。十分な熱量のあるハンダごてや適切なフラックス、配線の太さに合ったワイヤゲージなど、専用の工具が求められます。
さらにハンダ付けの技術が不足していると、すぐに接触不良や断線が起きてしまいます。自己流で失敗してしまえば、結果的に余計なコストがかかることも少なくありません。
互換性の問題
すべての電動ガンやバッテリーが、自由にコネクターを選べるわけではありません。内部の配線や基盤が特定のコネクターを前提としているケースもあり、単純に交換するだけでは動作しないこともあります。
また、手持ちの充電器が対応していない場合、別途変換アダプターや専用充電器を用意する必要が出てきます。互換性をしっかり確認せずに交換すると「せっかく変えたのに使えない」という事態になりかねません。
保証・規約の問題
メーカーによっては「改造」と見なされ、保証対象外になる場合があります。特に新品で購入してすぐに交換を行うと、万が一の初期不良にも対応してもらえない可能性があります。
カスタムを楽しむことは大切ですが、保証との兼ね合いを理解したうえで交換に踏み切ることが重要です。メーカー保証を優先したい人は、専門店に相談してアドバイスを受けるのも方法です。
時間やお金がかかる
高品質なコネクターや熱収縮チューブ、ハンダや工具を揃えると、意外と出費がかさみます。
また、自分で作業する場合は時間も必要で、失敗すれば再度やり直しが必要になります。サバゲーに行く直前に作業してトラブルが起きると、ゲームに参加できなくなるリスクもあるでしょう。
まとめ
バッテリーコネクターの交換は、レスポンスや電動効率の改善、取り回しの良さ、互換性の拡大といった大きなメリットがあります。
しかし作業リスクや互換性の問題、保証の喪失など注意すべき点も少なくありません。特に初心者の方にはDIYでの交換はリスクが高いため、信頼できるショップに相談するのが最も安全です。
電動ガンのコネクターの変更は、エアガンカスタム専門店のPINPOINT SHOOTERSにお任せください。
PINPOINT SHOOTERSなら、お持ちの電動ガンやバッテリーに合わせた最適なコネクターの交換や提案が可能です。安全性・効率・安心感を兼ね備えたカスタムを検討するなら、ぜひご相談ください。